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PlayStation®5と5Gがもたらす未来のeスポーツの世界

PlayStation®5と5Gがもたらす未来のeスポーツの世界IT・テクノロジー

新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大に伴い、世界的に「ステイ・ホーム」の呼びかけが続いております。日本では緊急事態宣言が全国で解除されたものの第2波への不安はぬぐい切れません。2020年5月27日、日本企業のアンジェスがワクチン開発で大阪大学と共同開発を進めている、新型コロナウィルスに対するDNA(デオキシリボ核酸)ワクチンを7月から治験開始することを発表し世界が注目しています。

その一方で、新型コロナウィルスの感染拡大が深刻化した2020年3月~5月にかけての外出制限や学校休校措置で余暇時間の増加は、人々のゲーム時間の大幅増に影響を与えました。日本経済が休業や閉店など景気停滞を見せるなか、ゲーム業界は「#離れて一緒に遊ぼう」のキャッチフレーズで時間を持て余す人々に対し、自宅で少しでも楽しく過ごせるようにキャンペーンを展開しました。

あつまれ動物の森

引用:任天堂公式サイト

その結果、インターネットを介して友達と遊ぶコンセプトが社会的情勢に適していたこともあり、任天堂のNintendo Switch向けの「あつまれ どうぶつの森」が2020年3月20日の発売からわずか6週間で世界販売本数が1341万本を達成し社会現象を起こすなど、いま世界中でゲーム売上が急増し、ゲーム業界にとって追い風となっています。

ソニー6月5日(金)午前5時のイベントが延期に

PS5×5G

引用:PlayStation.Blog

ゲーム業界とゲームユーザーは2020年6月5日午前5時に期待を寄せています。それはソニー・インタラクティブエンタテイメント(SIE)社長のジム・ライアン氏がYouTubeとTwitchにて次世代ゲームであるPlayStation®5(PS5)のタイトル発表会の映像イベントを開催することを発表したからです。ですが、全米で拡大している人種差別抗議運動への配慮として米国時間の6月1日、SIE社はPlayStation®5(PS5)のバーチャルイベントの延期を公式Twitterアカウントで発表をしました。新型コロナウィルス禍でイベント自粛が続いている最中、明るいニュースだっただけに待ち望んでいます。日本時間6/12(金) 午前5時より配信が決定となりました!

PlayStation®5映像イベントの内容が気になるところですが、当初予定していたイベントは1時間強で2020年年末に発売されるPlayStation®5のローンチ時のゲームタイトルを中心に発表するものとされていました。ローンチタイトルは詳細が不明なものの大ヒット作のモンハンで知られるCAPCOMのモンスターハンター・ワールド・アイスボーン(MHWI)が入るかなど、どの様なビッグタイトルが発表されるのか憶測が飛んでおり、新たなオンラインイベントへ熱い注目が集まっています。

次世代ゲーム機「PlayStation®5」

ベールに包まれたPlayStation®5は、魅力的なゲームタイトル以外にも6年ぶりとなる本体仕様の一部情報が公式サイトで公開され注目されています。

これまでのゲームプレイの足かせとなっていたロード画面は、新たに搭載された超高速SSDと統合されたカスタムI/Oによって劇的に変わり、ゲーム体験はシームレスでダイナミックに、広大なゲームの世界を堪能できるようになるだけでなく、さらにカスタムGPUの性能によって現実と見間違うほどに物体を正確にかつリアルにレンダリングされるそうです。CPUもアップグレードされ高性能なx86-64-AMD Ryzen™ “Zen 2”が使われており、PS5の製造原価は約450ドル(ざっくり5万円)になるという。

PS5の販売価格はまだ公開されていませんが、高性能なスペックや製造原価を考えると7~8万円台と考えられます。クリスマス商戦で販売するゲーム機としてはやや高額な価格とはいえ、現在のゲーミングPCに匹敵するスペックでNintendo Switchのターゲット層よりも大人をターゲットしていることからも、お値打ち価格と考える人が多いかもしれません。

PlayStation®5の発売日を大胆予想

PS5発売日を大胆予測

2020年年末に発売を予定しているPS5ですが、世間が気になるのはその発売日だと思います。過去のPSシリーズの発売日を振り返ると候補が2日に絞れそうです。

・PlayStation®発売    1994年12月03日(土)大安
・PlayStation®2発売  2000年03月04日(土)大安
・PlayStation®3発売  2006年11月11日(土)大安
・PlayStation®4発売  2014年02月22日(土)大安

ご覧の通り、これまでのPlayStation®シリーズの傾向を辿ると土曜日大安が選ばれていることや「123」「34」の続き番号や「1111」「222」のぞろ目の傾向があります。

発売日の選定にも遊び心が伺えます。同じ傾向でPS5の発売日を予測したいところですが、2020年12月には土曜日かつ大安の候補がありません。従って、2020年12月27日(日)大安もしくは、2020年12月12日(土)先勝の「大安」か「数字の語呂」のどちらかではないかと予測でき、クリスマス前に販売したいことや数字の見た目を気にしていることから2020年12月12日(土)の可能性が高いのではないかと思います。

未来のeスポーツの世界が新生活様式の希望となる

未来のeスポーツの世界

当サイトでは、2020年が日本にとって5G元年ということもあり、これまでにも5Gについて取り上げてまいりました。次世代通信である5Gの「超高速大容量」「多数同時接続」「超低遅延通信」の3つの特徴はこれからのエンタメの主軸となることが予測されます。

5Gの登場によってエンタメ分野のXR(VR・AR・MR)、e-スポーツ、クラウドゲーム、マルチプレイは近い将来、飛躍するものと考えられるからです。特にこの中で注目したいのはPS5とのシナジー効果が高いと思われる『e-スポーツ』です。PS5の本体仕様が高速SSDや3Dオーディオに強いこだわりを持っていることからも、PS5がe-スポーツの起爆剤になると考えられます。

e-スポーツの魅力はなんといっても賞金の規模の大きさではないでしょうか。「モンストグランプリ 2019 アジアチャンピオンシップ」での優勝賞金が1億円というのもあり、世界が熱狂することにも頷けます。ただし、日本では「景品表示法」「賭博罪」「風営法」の3つの法規制によってe-スポーツの足かせになっていることもあり、法改正が必要だと考えられていました。

そこに5Gと高性能なPS5の登場によって、今から5年後の2025年位を目途にe-スポーツは大きく変わるのではないかと予測します。5Gの特徴で挙げた「超高速大容量」「多数同時接続」「超低遅延通信」によって、同時にプレイできるプレイヤーの人数は飛躍しそうですし、その模様をVRで観戦することも可能となります。大きな大会でなくても、そこに「投げ銭」が出来るようになれば、e-スポーツのプレイヤー人口は一気に伸びると考えられます。

クラウドゲームやマルチプレイなども相乗し、エンタメの主軸なることが予測されるなか、『ゲームが上手いという特技』で生活できる未来はこれからの『新しい生活様式』の希望なのかもしれません。

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