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【5G関連テーマ】の注目銘柄は?本命はインフラと半導体どっち、何処に着目すればいいの?!

【5G関連テーマ】の注目銘柄は?本命はインフラと半導体どっち?!IT・テクノロジー
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新型コロナウィルスの感染者の拡大ペースは4月以降頭打ちとなってきたものの、世界経済は大きな打撃を受け株式相場が暴落した。その一方で株価暴落から回復する今を株式投資のチャンスと考え、ステイホームしながら株式投資を始める個人投資家が増えているのだという。

投資家がとる投資手法が色々とあるなかで、銘柄をテーマで選ぶ投資手法は人気が高いのだそう。これからの経済が本格的に再開することを見越し、投資テーマの旬が過ぎる「コロナ」テーマ株関連銘柄から、これから旬を迎える「5G」テーマ株関連銘柄に注目が集まっている。そこで注目が集まっている次世代通信規格「5G」テーマ株関連銘柄について、株式投資初心者向けにどの様な点に気を付けるべきか考察する。

テーマ株関連銘柄大本命の「5G」

現在の株式の市況は、政府による大規模な経済対策の支えもあって、経済活動を再開する動きも見られるが、感染の終息時期が見通せないなかで、順調に正常化に向かうのか予断を許さない状況だ。世界経済や日本経済の見通しにいくつかのシナリオがあるなかで、これからの経済をけん引するのが「5G」である。次世代通信規格である「5G」の商用化が2020年3月にスタートしているからだ。

5Gはスマホのダウンロードを早めるだけの通信技術ではない。高速大容量超低遅延多数同時接続の3本柱によってIoT自動運転遠隔医療スマート農業スマートファクトリーなどのさまざまな領域で活用されるようになる。またVRARとの相性も良く、Eコマースやeスポーツ領域で大いに力を発揮し、私たちの生活は5Gによって大きく変貌するだろう。

 

さらに、くしくも感染症との共存社会が私たちの働き方を変えるキッカケとなった。感染症対策の「ソーシャルディスタンス」が新たな生活様式をもたらしたことで、日本においても在宅勤務、テレワークを拡大へと導くと考える。ウィズコロナやアフターコロナを考える上でも5Gの需要は高まる一方だ。

この記事ではどの様に5Gテーマ株関連銘柄を探していくのか、参考にする指標など考え方について紹介する。

 

移動自粛が解除され、日本経済が回り始めた

2020年6月19日、政府は感染症対策として接触アプリ「COCOA」をリリースした。濃厚接触疑いがある場合はアプリに通知が来る。インターネットを使って「接触アプリ」と検索すれば無料でダウンロードが可能。

安倍首相はこのアプリの広く利用を呼びかけ、さらに「社会経済活動を犠牲とするこれまでのやり方は長続きしない。できる限り制限的でない手法で感染リスクをコントロールしながら、しっかりと経済を回していく」と述べ、移動自粛を全面解除した。日本経済が回り始める発表は個人投資家にとって朗報だったに違いない。だが株式市場における日経平均は回復基調にひと段落しており、経済の活性化が本格化していくこれからの株式投資は初心者にとって難しい局面も出てくるので注意が必要だ。

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テーマ株関連銘柄の株式投資

テーマ株関連銘柄投資

株式投資初心者の中には関連テーマ投資についてご存じの無い方もいるだろう。

テーマ株関連銘柄投資とは商品やトレンド、成長が見込まれる分野の銘柄を「テーマ」単位でピックアップする株式手法のことだ。これから紹介する「5G関連」のテーマ以外にも、最近では「コロナ関連銘柄」「バイオテクノロジー関連銘柄」「人工知能関連銘柄」「ワクチン関連銘柄」などが人気のテーマとなっている。

テーマ株関連銘柄投資は会社のIR情報で株価が反応するだけでなく、ニュースなどの話題性が投資家の思惑により株価に影響を与えることがある。テーマ株関連銘柄投資で利益を上げるためには、創造力を活かして情報の強さをいち早く投資の判断材料にすることが重要となってくる。それは「風が吹けば桶屋が儲かる」の発想があっても人よりも先に動かなければ高値掴みしてしまう可能性があるからだ。

テーマ株関連銘柄投資とセクター株銘柄投資

テーマ株関連銘柄投資と混同しがちな投資手法で、セクター株銘柄投資がある。

セクター投資の「セクター」とは、株式相場や株式市場を分析する際に便宜上区分されるグループのことだ。東証33業種MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)などの分類が有名で、企業が属する産業ごとに区分して投資する手法のことをいう。テーマ株関連銘柄投資とセクター株銘柄投資のどちらかに優位性があるわけではないが、株式投資を始めたばかりの初心者は「テーマ株関連銘柄投資」の方が情報のアンテナが貼りやすく、トレンドを追い安い。

テーマ株関連銘柄投資にしてもセクター株銘柄投資にしても、株式投資はタイミングが大事だ。投資テーマ(もしくはセクター)として人気化した株(個別銘柄)のタイミングが遅れると高値掴み(or安値売り)となるリスクがあるので注意したい。

 

なぜ5Gは「息の長い投資テーマ」の本命と言われるのか

投資テーマを考える際には、流行り廃りの激しい短期的なテーマではなく、成長性も考慮しながら息の長い時流というものを意識することが重要だ。短期的なテーマは一過性のヒットに終わるので長期のアップトレンドは見込めない。テーマ株関連銘柄投資をする際にはメガトレンドの様な息の長いトレンドに着目する投資が損失を回避することの分かれ目となるだろう。

繰り返しになるが株式投資初心者は投資に慣れてくるまでは5Gのような息の長い投資テーマを狙いたい。短期的なテーマ株関連銘柄投資の情報の”旬”が1日で終わることがあるからだ。情報というのは世間に出た段階で旬が劣化していく、いくら好材料であっても旬が終わったものを追いかけると失敗する。

 

5Gテーマ株関連銘柄の見つけ方

5Gテーマ株関連銘柄の見つけ方

5G関連テーマの銘柄で真っ先に思い浮かぶのは、「ソフトバンクグループ<9984>やNTTドコモ<9437>、KDDI<9433>」といった通信事業者ではないだろうか。または「ソニー<6758>やシャープ<6753>」などのスマホのメーカーを浮かべる人もいるだろう。しかしテーマ株関連銘柄は表立ってサービスを展開したり、商品としてブランド出している銘柄だけではない。5Gサービスのニーズが高まると1つの業種に限定されることなく、その恩恵を受ける企業をイメージしながら銘柄を考えていく必要がある。

とはいえ、業界のことをよく知らなければ銘柄を絞りだすことは出来ないだろう。また、トレンド性の高いテーマは次々と参入企業が多く、銘柄のグルーピングは容易ではない。そこで関連テーマを調べるときに役立つ便利な無料ツールが「株マップ.COM」だ。株マップ.COMの機能の一つに関連テーマの調べることができる。トップページの検索銘柄のところに「5G」と入れるだけで5Gテーマ株関連銘柄が抽出されるので試してみてほしい。これで会社四季報を使って情報を集めなくても、初心者でも簡単に5Gテーマ株関連銘柄を見つけることが可能だ。

5Gインフラ銘柄「ローカル5G」

都市とネットワーク

2019年6月に総務省から「ICTインフラ地域展開マスタープラン」が公表されている。

 総務省は、Society5.0時代におけるICTインフラを活用した地域課題の解決に向けて、「携帯電話の基地局整備の在り方に関する研究会」の取りまとめ等を踏まえ、第5世代移動通信システム(5G)などの携帯電話基地局や光ファイバーなどの整備方針を示した「ICTインフラ地域展開マスタープラン」を策定しましたので、公表します。

引用:総務省

 

総務省はSociety5.0のICTインフラを支える5Gを日本全国で早期にインフラ整備を行い、都市と地方の情報格差のない「Society5.0時代の地方」を実現しようとしている。

次世代通信規格である「5G」は「超高速・大容量」「超低遅延・高信頼」「多数同時接続」の3本柱が特徴で、これによりIoT・ロボット・人工知能・ビッグデータなどの先端技術だけでなく、自動運転や遠隔治療などあらゆる場面で産業や社会生活に5Gが必要だ。

これから育っていく産業が5Gを必要としていることからも「息の長い投資テーマ」の本命と言われる理由である。資料の中でICTによる地域課題解決・地域活性化をしていくためには「基地局」「ローカル5G」「遮蔽対策」「光ファイバー」など4本柱が重要だといっている。もうこの辺りで分かったと思うが国策銘柄は強い。

ここで少し銘柄にも触れておくと、5Gインフラで注目すべきは「ローカル5G」と「遮蔽対策」ではないかと思っている。それは5G特有の課題で事業としても新しいからだ。そこで注目したいのが、2019年12月にマザーズへ上場したJTOWER<4485>である。JTOWERの2020年3月期の決算説明会資料によればショッピングモールや大型ビルでの屋内における携帯キャリアの遮蔽対策として共用設備(携帯ネットワーク)を一本化するシェアリング事業やローカル5Gサービスの事業などで5G事業に取り組んでいる。ただ2020年でのローカル5Gは事業開発の段階となっており、商用となるのは来期以降となるので注意が必要。とはいえ経営陣にNTTやKDDI、総務省出身者を登用していることからも今後に期待したい。

5G主導で半導体が持ち直しの動き

5G主導で半導体が持ち直しの動き

半導体市場動向を見る上で代表的な指標とされるSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)というものがある。

5Gの登場を受けて力強く指数の上昇をが見られ、半導体市場の先行きに強気の見方が出てきている。5Gにおける半導体の需要は、5G向け基地局投資やスマホなどに使われるメモリ以外の集積回路などが中心となってくる。5G対応のためのインフラへの設備投資が積極化していくなか、半導体メーカーも積極的な設備投資が必要だ。

SOX指数には半導体製造装置メーカーも含まれており、その株価の大幅な伸びがSOX指数全体の急上昇に大きく貢献しているくらいだ。だからといって、単純に半導体製造メーカー銘柄を狙えば良いというものではない。5G需要で業績を伸ばしている集積回路以外にもNANDフラッシュやDRAMなどの需要の落込みのあるメモリも含まれるからだ。半導体メーカーのIRを見て判断していく必要がある。

上記を踏まえ少し銘柄に触れておくと、半導体の需要が伸びれば設備投資が増え、製造装置が売れることになるイメージはつきやすい。それであれば、レーザーテック<6920>が面白いのではないかと考える。2020年3月期の決算説明会資料によれば、この企業の半導体マスク欠陥検査装置と半導体マスクブランクス欠陥検査装置が主力商品だと書いてある。ここで注目すべきはその世界のシェアである。半導体マスク欠陥検査装置が80%、半導体マスクブランクス欠陥検査装置が100%の日本が世界に誇るオンリーワン企業なのだ。要するに半導体の製造工程に欠かせないマスクの検査装置にほぼ必要な検査装置と考えれば、世界で半導体の設備投資が増えるたびにレーザーテックの欠陥検査装置が売れることが想定できる。

そのため、SOX指数の伸びが分かればレーザーテックの株価上昇のカーブは読みやすい。好条件が揃っているので飛びつきたくなる銘柄ではあるが、6/16に1株当たりの株価が10,310円となったことから1単元となる100株取得は100万以上することでハードルは高い。だが、レーザーテックをポートフォリオにいれられないからと言って悲観することはない。新しいビジネスは次から次へと生まれてくる。情報のアンテナを張り巡らし、未来の「レーザーテック」を見つければいいことだ。

 

最後に・・・

テーマ株関連銘柄を考えていくうえで、「風が吹けば桶屋が儲かる」の発想が大事だと伝えた。だが、株式投資初心者にとって、これからの経済がどの様に動いていくのかはイメージが膨らまないことも想定できる。経済は日々の分岐点で予想もできない展開をすることがある。「シナリオ」を考えることが大切だ。シナリオを考える上で参考となる資料が公開されているので、参考にしてもらいたい。

参考記事」

経済予測AIによるアフターコロナ予測レポート計1000ページを2本同時公開。50テーマ・63業界をカバー、アフターコロナの企業戦略をサポート

 

資料は新型コロナウィルス影響のAI予測レポートとなるが、経済へのインパクトがあるイベントでどの様な企業に収益へ影響を与えるのかが記されている。なぜそのシナリオで増収または減益となるのかを考えてみると、応用が効くようになるだろう。株式投資はギャンブルではない。資産形成をしようと思えばサラリーマンの副業でも十分に収益は見込める。しかし株式投資を始めた人のほとんどが収益を上げられず、投資から去っていくのも事実である。勝ち組と負け組の差は運だけではない。着眼点と日々から怠らない情報収集力にある。情報に振り回されず、自分の目で見極める力をしっかりと養っていくことが重要であることを最後に伝えておく。

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